TOIEC READING ①戦略編

今回はREADINGセクションの勉強の戦略について書いていきます。

TOEICは基本的に文法と長文問題のふたつのパターンしかありません。なので、私が勉強を始める前に決めた方針は
①文法の問題集を解いて、完璧にする。
②長文の問題形式に慣れる
の②ステップです。


文法を先に押さえてしまうことで、長文の文法の理解ができるようになり、結果長文の勉強の効率も上げる事に繋がると考えたからです。
逆に長文からやってしまうと、文法事項でいちいち詰まって、解説を読んで理解して、また後に文法の問題集を解くという二度手間になります。
「何から先にやれば一番効率がいいだろう?」と最初に考える癖をつけることはTOEICのみならず、他のことを勉強する際にも役立ちます。TOEICだけでなく、ぜひ他のことにも使ってください。
なので全体を通すと、文法→リスニング →リーディングの順番がいいと思います。
なぜリーディングの前にリスニングをするのかというと、リーディングは分からなくなったら前を読み直して解くということが可能ですが、リスニングはそれができないから、英語をその順番のまま理解する癖をつけることができ、読み直さず理解するということは、リーディングの時にもかなり役立つからです。
そしてリスニングの方が文章が易しいので理解しやすいです。
なので私はリーディングの勉強の前にリスニングをやることを推奨します。

「まんべんなく勉強しなければいけない」「すべての技能をバランス良くやっていくことが大事だ!」とよく言われています。皆さんもこう聞いて、一日にすべての分野を少しずつやっている人も多いでしょう。
しかしこれは違うと思います。
私はそういった意見に関して、納得できる論理的な根拠を聞いたことがないです。
文法、リスニング、リーディングこの順番で、文法が終わるまでリスニングはやらない、リスニングが終わるまでリーディングはやらないという私の意見には相乗効果があるという、少なくとも論理的な理由があります。
文法→リスニング→長文、この順番で勉強すると、一つ終わると次の効率が上がっているのに対し、バランスよく全ての分野をやると、そういった相乗効果がないまま勉強しなければいけないのです。
(「それは違うぞ」という意見があったら是非コメントお願いします!私も日々効率化できるように考えているので、有用な意見であればどんどん取り入れていきたいです)

リスニングとリーディング、全ての英語の理解の基礎である文法を最初にやり、比較的かんたんな英語をそのままの順番で理解する癖をリスニングの勉強で身につけ、英語をそのままの順番で理解することを難易度が高いリーディングで磨いていきます。
こうすることで、前にやったことが次にやることの効率を上げることに繋がり、結果効率よく英語の能力を上げることにつながっていきます。
本当に大事なので、もう一度言いますが

「手間を増やさなくても、勉強する順序を変えるだけで驚くほど成績の変化に差がつきます。」


では次回は文法の勉強の際に使った参考書、どうやって使っていたかを紹介します。