toeic 600点くらいまでの勉強方法 1週間詰め込み 文法編ー理論
私が初めてTOEICを受けた時は600点でした。TOEICの過去問などをやっていたというわけではなく、大学受験の延長線上で受けたので、TOEICの点数を目的とはしていない状態でもここまではとれました。この大学受験用の勉強は2ヶ月ぐらいで大体終わったので英語の基礎力を上げつつTOEIC600点位を取りたい方には参考になるかもしれないと思ったので書いておきます。(中学卒業程度の英語力はある方向けです)
まず英語の基礎力を上げるためのポイントは
文法と単語力です。
この2つさえあれば、ある程度は英語が理解できるようになります。特に単語力は相当大事です。極論単語力さえあれば文構造なんか分からなくても大体の文は理解できるようになります。
この時使った参考書は
文法力を上げるために
「歌って覚える 英文法完全制覇(CD付)」と
「英文法完全制覇問題集 7日間完成 大学受験」です。
一冊目が文法を解説している本で二冊目はそれを実際の問題で確認していくための本です。
私が初めて「歌って覚える 英文法完全制覇(CD付)」に出会ったときの衝撃はすごかったです。それまで文法はパズルのようで記憶するしか無いと思っていたのですが、当たり前ののことなのですが、別に文法は私達を困らせようとわざわざ難しく作っているわけではなくて、理解しやすくするために作られているということに気づけました。
この本は、文法が持っている意味だけではなく、「なぜそれが必要なのか」ということが詳しく説明されています。皆さんも数学とかの時に「こんなもの現実世界では使わない」などと思ってやる気がなくなる、と言った経験をしたことがある方は多いと思います。
この本を読むと英文法に対するそういう意識が消え、「これはこういう時に必要で私達が理解しやすくなるために作られているんだ!」と心の底から思えるようになります。
やはり、重要性を教えてくれると私たちはやる気が出るようになっていると思うので、知識だけでなく、「なぜ必要なのか」、「なぜそれが生まれたのか」まで教えてくれる本は私が知る限り普通の参考書にはあまりないと思うので、この本を圧倒的におすすめしています。
そして二冊目はその文法が実際に理解できているかをチェックするための問題集です。
著者が同じ方なのでやはり参考書動詞の繋がりが意識されているので、問題集で間違えた時に、参考書のどの部分に戻れば解説があるかというのが書かれてあるので、使いやすいという理由と、圧倒的に問題数が少ないが範囲が網羅されているので、勉強しやすい、ということが挙げられます。
問題数が少ないということは、勉強時間が少なくなるという理由だけでなく、問題が少ないということは、大事な部分が凝縮されているということなので、「どこが大事な部分なのか」ということをあまり考えずに、これを完璧にすることだけに集中できるということです。これがあまり分厚い参考書だと、結局一周やるので精一杯で、最後までなんとかやりきったときには最初の方を忘れていて、結局あまり完ぺきにできないままだ、ということがあると思います。しかし薄いので分厚いのを1周やる時間で、3周とかできたりします。これは単純に復習が最も大事だからという理由と、一周一周が早く終わるので達成感を感じることができモチベーションの維持にも繋がるというメリットがあります。
マイナーな本ですがこの二冊は本当に名著だと思います。この二冊を完璧にすることができれば大学受験はもちろんTOEIC600点程度なら文法で困るということはなくなります。
では実際の勉強方法を紹介していきます
まず5時間位で「歌って覚える 英文法完全制覇(CD付)」を一周読んでしまいます。これは2日に分けても大丈夫です。この本のCDは使う必要がないと私は思いますし、実際一度試しましたが、しっくり来なかったので即捨てました。いらないと思ったら捨ててしまいましょう。
一周目は理解しようとかあまり思わないでいいので、こんなもんなんだと思って理解できないことがあっても落ち込まず次々読んでいきましょう。5周程度このさらっと読むというのを繰り返します。2周目からはスピードアップするので3時間位で一日一周読むくらいのペースで合計7日間くらいでこの本を終わらせます。最初は理解できないで当然です。とにかく読み進めることだけを考えましょう。そうすると意識しなくても3周目が終わる頃くらいから急速に全体の理解が進み出します。3周目くらいまではあまり理解できないので楽しくないですが、ここは我慢してください。そこからは確実に理解が進みますし、英語力が上がっていることが実感できるようになります。やはり自分の力が上がっているのが実感できるので楽しくなってきますし、やはり一周終わらせるごとに同じ本なのでどんどん理解出来、楽になってきます。
雑でいいので一週間くらいで5周程度と短い時間でたくさん繰り返すのがポイントです。こうすることで一周一周の理解度は低くても、忘れきる前にまたその問題に出会うので、記憶に定着しやすくなります。とにかく復習が最重要なので、いろんな問題集をやるのではなく、同じ問題集を短い時間でできるだけ復習する回数を増やすことを意識しましょう。
長くなってきたので一度ここで区切って、次回はここで学んだ文法を実際に問題を通じて確認していくステップについて書いていきます。